今回から、ウォーターラインシリーズの敷波を作っていきます。
(敷波について)
ガダルカナル島造園作戦に10回も参加、そのほかバタビア沖海戦、ミッドウェー作戦、第3次ソロモン海戦など太平洋狭しと力闘を続けたのが敷波です。特型駆逐艦の中でも艦橋や砲塔、対空兵装など改良・強化された⓶型に属します。さらに完成後も対空兵装の強化などを受け、世界を驚かせた特型駆逐艦の行動力を存分に生かして活躍を見せたのでした。
キットは、タミヤから1972年7月に発売開始となった往年の名作キットです。現在は、昔ながらのパーツに、小型艦兵装セットと呼ばれるXランナーのパーツが追加されたものです。
実は私、ウォーターラインの駆逐艦を作るのは初めてです。その昔、中学生時代には、ウォーターラインシリーズを作ってことはありますが、重巡洋艦と戦艦ばかり作っていました。特に重巡洋艦のプロポーションが好きでよく作っていましたが、駆逐艦はそのちゃっちさから敬遠していました。
今回、なぜその駆逐艦に手を染めようとしたのかといえば、100均でディスプレイケースを買ったからです。
本当は、護衛艦を飾ろうと思って買ったのですが、サイズが小さくて護衛艦は入らないことが分かったからです。
で、適当にお店で買ったものの中にこの敷波がありました。まさか、こんなに古いキットだとは思いませんでした。そもそも、プラモデルって、金型が作られたのがいつ頃のものか、キットの箱を見ても分からないですよね。開発・設計:西暦何年とかの表示を箱に記載してほしいですよ。
それで、今回はディスプレイケースに収めますので洋上表現も行ってみようと思います。これも、初めての試みです。
また昔の話ですが、洋上の雰囲気を出そうとして、習字の下敷き(黒フェルト)の上に戦艦を置き、艦首と艦尾にミスノン(ホワイト修正液)で白波を描いて楽しんでました。
今回は、ネット情報を利用してそこそこ本格的な表現をしてみようと思います。
では、さっそく制作に取り掛かります。
一応、どういった改造をしようかという項目を羅列しました。
2022/07/29 タミヤ 敷波 改造ポイント
□ 固定用ねじ追加
□ 舷窓の追加
□ アンカーレセスの再現
□ 船体側面鋼板重ねの表現
□ 錨鎖甲板の滑り止め表現の再現
□ リノリウム押さえの再現
□ B形砲塔改のディティールアップ
□ 十二年式三連装発射管のディティールアップ
□ 艦首楼甲板の延長(2㎜)
□ マストの金属線化
□ ボラード・キャプスタン・フェアリーダーのディティールアップ
□ 爆雷投下機のディティールアップ
□ 空中線・掲揚索の追加
□ 13号電探・22号電探ディディール変更
□ 手摺・ラッタルの再現
すべてやれたらいいね(;'∀')
では、最初の固定用ねじの追加ですね。
艦底のパーツにM3ねじ用のナットを仕込みました。
その後は、船体のパーツと貼り合わせて、しっかり反りの矯正をしました。
船体の接着完了までの間に、海洋ジオラマの海面の作成を開始しました。
まず、ディスプレイケースのサイズに合わせてブルーのPP シートを切り出しました。このシートは、以前の趣味だった熱帯魚の水槽バック用のものです。
前もって、船底のパーツを置いて型取りしました。
そこに、いよいよ木工用ボンドのお出ましです。
実は以前から、洋上ジオラマを作る際にいかに安くあげられるかということを考えていまして、比較的に高価なリキテックスのメディウム類を使わない方法を模索していました。
ネットでいろいろ検索すると、グロスメディウムなども、酢酸ビニル系のものもあることがわかり、木工用ボンドでも行けそうということで、今回は木工用ボンドを使用して行うことにしました。
木工用ボンドを、PPシート上に塗っていきます。
今回使用した木工用ボンドは、速乾タイプでかなり前に、使ったものの残りであったため、ボンドがサラッとしていなくて、凝固しかけた部分が混ざってて、例えるとクーリッシュのような感じです。
あとは、木工ボンドの乾燥待ちです。
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